指導がお仕事の学校の先生や、お世話をしてくださるボランティアさんにお伝えするのとは違うので

問題点をあげるより　セールスポイントをあげよう。

今はできないかもしれないが、こうしていけばできるようになる可能性があると　アピールするものにしよう。

対応の方法を　できるだけ具体的で誰でもできる簡単なものを書こう。

という点を意識して作成してみました。

　よろしくお願いします。　昴です

　　　　　自閉症です。　知的障害もあります。　療育手帳Ａ判定

人との会話がなかなかできませんが、明るくひょうきんです。

答えることはできないかもしれませんが、簡単な言葉で話しかけてください。

YOU TUBEでアニメやクイズ番組を見ることや、ＴＶゲーム、電車・地下鉄が大好きです。

不器用ですが、働くことに意欲満々です。　貯金をして旅行に行きたいです。

理解の力

知的障害が重いので言われたことを理解できないことは多く、すぐ動けないこともあるかもしれませんが、学校では、周りの人の動きを見ながらなんとかついていこうとしています。

ごく簡単な足し算引き算はできます。　小学１〜２年生レベルの漢字、ローマ字は読めます。

パソコンでローマ字入力ができます。　自分で興味のあることがらを検索をすることができます。

実行の力

始めはモタモタするかもしれませんが、作業やそこでの流れを何度か経験してパターン化して身に付いてくると、人からの指示がなくても自分で動けるようになり、ペースは遅いかもしれませんが決められた時間、量きっちり作業ができるようになると思います。

苦手なこともコツコツと取り組んで少しずつできるようになってきています。運動は得意ではありませんが、校庭３０周、自由形５０ｍ競泳、音楽では合唱参加、ピアノ演奏などもできるようになってきました。

会話の力

　会話能力の障害が大きいです。　質問に答えたり、起こった出来事　困っていることを話すことができません。

人の目を見て〈相手の目を見ることがしんどいようですので、口の辺りを見るようにと指導しています〉自分から挨拶することがまだ少し難しいです。ただ今練習中ですので、どうぞ、ご協力とご理解をお願いいたします。

作業の報告も、自分からすることが難しい場面もあると思います。

書いてあるものを見ることが発語の助けになりますので、当面は書いたものを見ながら報告する練習をさせてください。

自信がついてくれば、書いたものがなくても報告ができるようになってくると思います。

手を叩いたり、歩き回ったりと、イライラしている様子になる時は、伝えたいことを伝えられなかったり、やることがわからないでいるのだと思われます。言いたいことを察して代弁していただいたり、やるべきことを伝えちょっと見本を示してやるなどしていただけると行動に移せると思います。

癇　　癪

最近は少し自制できるようになってきてはいますが、それでも自分が上手くできないことや、間違いの指摘、やり直しの強要、強い口調、しつこくされることなどで癇癪をおこし、相手に手を挙げたり、物にあたったりすることがあります。

いけないことはいけないと強く教え、我慢すべきところは我慢ができるようにしていかなくては通用しないと考えていますが、これまでの経験から、

癇癪を起こした時に強く注意することがたびたびとなってきますと、注意する人の存在を自分の敵のように感じることもあるようで、その人とそういう関係が続くと、本人がとてもしんどくなってくるようです。

癇癪を起こした時は自分で、気持ちを抑えられるようハンカチを握らせたり、自制の気持ちが起こるような言葉掛けをした方が、次に繋がるように思います。

　　　　「喧嘩をしたい気持ちの時は、笑おう」　　　　「えらいね、我慢できて」

　　　　「誰も怒っていないから　昴も怒らないでね」　　「喧嘩すると逮捕されてしまうよ」　　などおだやかに笑顔で伝える

また、癇癪をおこす原因となることがあまり何度も繰り返される状況は本人には大変つらいので、原因になることをできるだけ避けていただくというご支援がもし可能でしたら、過ごしやすくなると思います。

こだわり

こだわりは強いほうではありませんが、ひょんなことから新たなこだわりが生じてくることがあります。

こだわりに対しては、本来あるべき形を前もって伝え（できれば書いて教えておく）本人が確認して納得していれば、その前もって確認した事項を再確認させることで自制できる可能性もあります。（見せて確認させたものを再度見せるともっと効果があります）

行　動

自由時間はすることがわからなくて苦手です。することがないと走り回ったりしてしまいます。常時何かすることが設定されていて、できればすることの予定を前もってメモなどで伝えておいていただけると随分落ち着けます。助かります。