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行事への参加

 

 

 

いつやる・いつ終わる

行事ではいつ出番なのかわからないことが不安になります。また、いつまでやれば・待てばいいのか、いつ終わるのかがわからないことも不安です

どこで

競技や演目ごとに自分の居場所もコロコロ変わるので混乱します。 皆の 集団の中で自分はどこにいることが正解なのだろうと不安になります。目印、目安がほしいです。

何をどうやる

 「何をどうやればいいのか」を皆と同じ方法では理解し体得することはなかなか難しいです。 

わかるための支援を使って教えてもらえば取り組むことができます。

得意・苦手を考慮

皆と同じことを皆と同じようにやらせる必要はないと考えます。

それより苦手を除いて得意を活かして出せる力を十分発揮できるようにしてやりたいです。

興味・意欲

 何ごともまずは興味を持たないと意欲もわきません。

興味のないことにも付加をつけて意欲をあおる取り組みもしてきました。

         

 

 

                                                        

                                         

 

 

 

行事参加の取り組みまとめ 

          

小学校4年 5年時の 学習発表会 取り組みまとめと反省  PDF

                            小学校4年 5年時の 運動会 取り組みまとめと反省  PDF

小学校4年時の ウォークラリー 取り組みとまとめと反省  PDF

 

  

学習発表会 オペレッタ 劇 はなさき山  パワーポイント脚本 の動画

学習発表会の全校劇でオペレッタ花さき山をすることになり、昴は劇の合い間合い間での効果音演奏の係りとなりました。

このことにおいて難しいことは楽器を鳴らすことではなく、“いつ、それをしたらよいのかがわからないこと“です。

“いつしたらよいのか”がわかるように パワーポイントでセリフが字幕のように流れる台本を作り、これを見ながらタイミングをつかみました。

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ウォークラリー参加のためのパワーポイント の 動画

   ウォークラリーで、皆と一緒にポイントを回らせたい。

でもきっと興味はないだろう。道でパニックを起こすかもしれないetc.

   そこで、パワーポイントでウォークラリーを大好きなマリオのゲームのような設定にしてみました。

   詳しくは 上のウォークラリー取り組みとまとめPDF で説明しています。

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*それぞれ写真をクリックしてください。大きな写真になります。

                          

                            

 

いつやるのか いつ終わるのかがわかるように

終わりがわかるタイマー

   昴には「いつ終わる」「あと、どれくらいで終わる」がわからないと参加できないという特性があるようです。終わり時間まであとどのくらいかが、現在時刻を示すアナログ時計と終わり時間を示す時計盤 残り時間表示タイマーをセットにしました。

  

タイマーとスケジュール表

   上の「終わりがわかるタイマー」と、行事(入学式)のスケジュール表をセットにしました。

スケジュール表では「今スケジュール表のどこなのか」ということがわかりにくい問題があったので、(昴の好きなゲームボーイの形をの)スライド式窓をつけ、“今やっているところ” を確認していけるようにしました。

 

 かみしばい式スケジュール表

   “今どこをやっているのか”がよりわかりやすくなるようにしたものです。

画像をクリックしていただくと、どういうことかわかると思います。

「今やっているところ」「どこまですんだのか」をわかりやすくするとともに、“自分の出番でない時にどうすればいいのか” “いつ、用意をするのか”なども書いて説明しています。行事においては、待っている時間どうするのか、用意はいつするのか、終わったらどうするのかなどが、役をこなす以上に教えてほしい重要なことです。

 

 

 太鼓演奏のタイムスケール

   全校出し物の太鼓の演奏に参加することになりました。曲の途中で担当の楽器やリズムが変わります。「どこで何に変えたらよいのか?」これをわかるようにすることが参加へのポイントです。時間の長さを視覚化したスケールです。

  

運動会のプログラム

   運動会の昴用プログラム

   種目名だけでは何をするのか理解できす「種目が書いてあるのだからわかっているはずだ」とこちらが思っていても、昴は違うことをイメージしていることもあるので、種目名だけでなく、「何をするのか」も 書いてあります。

  

本番までの練習スケジュール表 学習発表会

   それまで家で作って使っていたスケジュール類ですが、学校行事に関しては家で用意する前に先生が作って活用してくださるようになりました。

これは学習発表会までの練習スケジュールです。

行事前は学校生活が普段の時程と変わってくるのでそのことも昴にとっては不安な落ち着けない材料です。

練習スケジュールがあると普段からの変更にも対応できますし、練習や行事へも参加がスムーズになります。

本番までの練習スケジュール表 運動会

同じく運動会本番までの練習スケジュール表です。

 

 

 

劇の台本

   上で紹介している花さき山の脚本です。

脚本でも 昴はいつ効果音をするのかが視覚的にわかりやすくなっています。けれども、なかなかこれだけでは「今どこをやっているのか」がわからず、タイミングを理解できないので、ここから発展して上のパワーポイント脚本へとなっていきました。

 

   

プレゼン クリックタイミングスケール

   総合の発表でクラスメートのパワーポイントでの発表の時、画面をクリックして進行する係りを勤めました。

パワーポイント画面の図が一列に並び “今はここ”を示すスライド式窓がついています。窓には「ちょっと、まってね」の札(今思うとこの「ちょっと」はわかりづらかったかな???) がついていて、クリックのタイミングに先生がこの札を折ると“クリック”という指示が見えるようになっています。

先生が考えてくれました。

マップスケジュール

   グァテマラのマヤ遺跡ティカルのピラミッドめぐりをした時のマップです。

遺跡、アトラクション、博物館めぐりなどは文字のスケジュールではそのあちこち移動する(昴的には連れ回らされる)イメージが湧きにくいようで、文字スケジュールでは途中で癇癪を起こすこともあります。

そういうときにはこういう“オリエンテーリング”のような絵にして順番を書いたスケジュールにすると“今どこで、後どのくらいで終わる”がわかりやすようです。

  

旅行の日程表

   旅行に出かける際の旅行スケジュール表です。

旅行が複数日にわたっている時に一日1ページの綴じた旅程表を作ったら、一日目が終わったところで昴が「もう終わり」と言いだしたことがありました。昴的には“重なっていて見えていないものはない”ということだったようです。

なので(今は大丈夫ですが) 最終日まで一枚で表すようにしていました。

乗り物は何か、どこに泊まるのか がとても気になるのでそういう項目はしっかりとおさえて記入しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                 

 

 

どこでやるのかがわかるように

   

 

   

立つ位置 足型 しずかちゃん

   朝礼、入学式など体育館で立つ際にフラフラ自分の場所から離れてしまいます。スケジュールがわからないことも原因のひとつでしょうが、立ち位置があいまいなことも一員と思われます。これはダンボールを足型に切ったものです。静かにするシンボルでドラえもんの“しずかちゃん”が描いてあります。

 

屋外での立つ位置ガイド フープ

上の立ち位置ガイドはダンボールなので屋外では使えませんし、運動する時などには不向きです

外では樹脂性のフープを使っていました。

体操の時、運動会の開会式の場面など先生がサッと適切な場所にフープを置いてくださいます。

こういう目印があるとフラフラ動き回ることも減ってきます。

  

ぼくの居場所@

   太鼓の演奏への参加の模様です。太鼓の演奏では各自が動き回って定位置がありません。昴には、皆の動きが見渡せるちょっと離れたところに自分の基地!が用意されました。

こういう場所があると混乱することなく自分のすることに集中できるようです。

座席ざぶとん

   小学校6年生、帰国して日本の小学校の運動会では新聞紙をビニール袋に入れた専用ざぶとんが自分の座席ということでした。

昴の座ぶとんにはここが“昴の基地”(ようするにトランジッションエリアですね)になるように スケジュール表ご褒美表などを貼りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                        

 

 

何を どうやるのかがわかるように

                 

 

 みんなマリオにな〜れ

制限時間内に紅白それぞれのチームの選手が白面と赤面のあるダンボールチームカラーの面が上になるようにめくりあう競技です。

赤チームの昴は、自分はマリオ、敵はワリオと決めていたので、赤面にマリオシール、白面にワリオシールを貼って、マリオが多いと自分の勝ちと理解しました。左の写真はトランプ大の家庭での練習用カードです。

  

 

 運動会ストーリーと 当日のストーリー携帯カード

   運動会の数日前から、運動会ではどういうことをどんなふうにやるのかというプログラムに沿った短いストーリーを作って、何回か書いて確認しておきました。当日はそのストーリーを小さなサイズに印刷して携帯し、スケジュールとして使いました。種目名だけでなく「何をするかが」わかります。

   

フォークダンスの踊り方マニュアル

フォークダンスの練習の輪に入ることができませんでした。

どこで何をどうやってよいかわからないので、なかなか入れません。

そこで、練習のために踊り方のマニュアルを作ることにしました。

ダンボールで手足頭体をそれぞれ作ってガムテープで合体し、昴の顔写真 体操帽子 体操服をつけた クローン昴を作りました。

そのクローン昴と先生が踊り、そこを写真に撮って、フォークダンスの踊り方マニュアルを作成し、それを見ながら個別練習をしました。

 

本番では輪に入ることはできませんでしたが、輪の近くで母とオクラホマ・ミキサーを踊ることができました。

   

 エイサー マニュアル

   学習発表会で披露するエイサーの踊り方のマニュアルです。

先生が作ってくれました。

これを見て練習しました。

   

 グァテマラ体操 マニュアル

   運動会で披露する“グァテマラ体操”の動きのマニュアルです。

   先生が作ってくれました。

確か先生がモデルになって手本で踊ってくださっている動画付きだったはずですが、動画が残っていないのが残念です。

   

   

 水泳の授業の予定

   グァテマラの日本人学校の水泳の時間は青年海外協力隊員の水泳隊員が指導のボランティアにきてくれます。毎回昴は隊員さんに教わることなく一人補助の先生と離れたところで水遊び!をしていました。そんな昴を見て「ボクは昴くんを教えたいんです!」と隊員さんが言ってくれて、自分でこれを描いて授業に持ってきてくれました。昴ができたかどうかということよりここまでしてくださったことに感謝、感謝です。

   

運動会 組体操のやり方(小学校6年)

   小学校6年生日本の学校の運動会での組み体操のやり方マニュアルです。

同級生がモデルになってくれて先生がたくさんの写真を撮って作ってくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苦手や得意をかんがえて

 

個別練習  

行事では他の皆も何をしていいのかわからず、まとまっていない中に入ることは一層混乱、苦手です。何をしてよいのかわかりにくくなります。

集団の動きの中に入る時は、個別の練習をしてしっかり自信をつけ、母集団の動きの統制ができてきてから自分のポジションにポンと入ることがいいようです。

 

居やすい場所で

自分の役目に自信がでてきても、集団の中に入る時は“入り易い位置”“居やすい場所”があるようです。

昴は「舞台の袖がいい」と言うことがあったそうです。(皆を見渡せるから?) 

効果音の係りでも袖の皆の動きが見渡せる場所に居場所を作ってやると、自分のすることに集中しやすくなったようです。

 

いつ どこで がわかる工夫

  「劇のステージに(補助の先生なしに)参加させたい」と始まった劇への参加のためのプロジェクト。

「昴は皆の真ん中が好き」という子どもたちの意見で立ち位置を皆が囲んで作ってわかるようにし、子どもたちのコールで出番のタイミングを知らせるという取り組みで参加しました。

 

いつ どこで がわかる工夫

上の取り組みと同じくスペイン語の劇でも、皆のセリフの合図で「いつ」がわかり、立ち位置を正面にしてわかりやすくしました。

 

得意を活かして

総合の時間の発表会。他の皆は調べ学習の発表をしました。昴は調べも発表も得意ではありません。その時得意だったことは 独り言の詩を作ること、パソコン操作をすることでした。

「皆と同じことをすることはない」ということで、昴だけは自作の詩に絵をつけて、詩の朗読発表をしました。

 

 

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興味・意欲をもたせる工夫

       

マリオ応援棒

   マリオの対戦ゲームが大好きだったので、そのゲームでの対戦好きを運動会の紅組白組の対戦への興味に利用しようと考えました。

自分はマリオで敵がワリオという決まりが昴にあったので、表面にマリオ、裏面にワリオの顔をつけた棒を作って走る時は後ろからワリオ面で追いかけたり、マリオ面で応援したり参加のときのモチベーションを上げる道具として使いました。

 

マリオ応援団

   綱引きやムカデ競争など団体で熱狂するような競技は苦手で入れません。

そういう競技には無理をして入れることをせず、応援参加できればいいと考えました。力の入る競技には近づくことも難しかったですが、紅白どちらが勝つかに興味を持ち始め、マリオ応援棒を持ってだんだん競技の近くによっていけるようになりました。

  

ご褒美ゲット作戦

   動機付けには「○○がんばったら××のご褒美あるよ」とご褒美での動機付けも効果がありました。ゲームが大好きでしたが、誕生日とクリスマス以外はソフトを買ってやることはなく、運動会、学習発表会などで練習からがんばってやりとげると、ご褒美としてもらえることになっていました。

海外にいたので年一回帰国時にソフトを複数個入手し、それをすぐあげてしまうのでなく、行事ごとにご褒美として小出しに使っていました。

   

レベルゲット表 練習時

当時ニンテンドーゲームキューブのダンスダンスレボリューション というゲームでコントローラーを上手く操作してレベルを獲得しクリアすることが大好きでした。

運動会の種目の練習をそのゲームのイメージで 「どのレベルがもらえる位がんばったか」という星取表で、星をゲットしながらがんばってやりました。

   

レベルゲット表 本番

   同じく、運動会本番ではそれぞれの種目で「星いくつ、レベルがいくつ取れるか」ということを競技への参加のモチベーションのひとつにしました。

昴が自己採点して、すべて満点の星5つ レベルSなっていました。

 

紅白VS表

紅白の対戦に興味が出始めると、今度は友達や先生をキャラクターに見立てて運動会の競技の対戦結果を面白がるようになりました。見立てた友達や先生をキャラクターがそれぞれ紅白どちらか知りたいと昴からの要望でキャラクターの紅白組み分け表を作りました。この表で運動会の対戦結果を楽しむことができました。

  

  

ウォークラリーのひみつの地図

   上で紹介しているウォークラリー参加のためのパワーポイントの画面を縮小プリントアウトしB5サイズのスケッチブックに貼って当日の携帯用地図にしたものです。

   ウォークラリー自体に興味はなく、行く場所も日ごろ家族で訪れる時には昴にはとても好きな場所とは思えない所でした。そこで、ウォークラリーをマリオのゲームのように見立てました。

これはそのパワーポイントのストーリーの中に出てくる 昴がゲットすることができた“ひみつの地図”の現物ということになります。

 

昴のパン屋さん 

   総合の時間で「将来の仕事」を選ばせたら“ピザ屋さん”になりました。

学校のバザーの日、バザーのような行事には興味も何もありません。その場にもいられません。

そこで、「昴のピザ屋さんをしましょう」と 家でピザパンを焼いて昴がそれを売ることにして、昴はシェフの扮装でバザーに参加しました。

おかげ様でピザパンはすぐに売り切れましたが、その間昴は店長を務めることができました。

 

お肉のお弁当 

大好きなのは「お肉」で「野菜」が嫌いです。お弁当のおかずも何より大事なのは「お肉」です。この好みを使わせてもらって「がんばった人は(体力使うので)お肉のお弁当。がんばらなかった人は(ヘルシーに)野菜のお弁当です。 どっちがいい?」と聞くと必ずお肉のお弁当を食べたいがためにがんばっちゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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