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学習の時間のススメ

 

 

 

 

これまでいろいろと取り組みをしてきた中で、家で学習の時間を習慣付けることはおススメできることの一つかなと感じています。

  我が家では家での学習の時間が習慣付いたことで、下記のようないいことがありました。

 

1 子どものできること、レベル、つまずいている点などがわかる。

2 子どもの取り組みやすい方法をお試しができ、子どもにあったやり方を見つけることができる。

3 子どもの取り組みやすい方法かがわかってくると、学校の先生にもそれを伝えることができる。

4 休日起きてすぐビデオを見る、ゲームをするなどしていたのが、必ず先に課題をするようになり

「早く勉強やろうよ」 と自分から言うようになった。

5 自習ができるようになった。

6 自習ができるので、留守番の時や学校から家に帰った時には自分から宿題や課題に取り組んでいる。

7 読み書きの学習だけでなく、生活の中でできるようにさせたいこと(例 紐結び 買い物練習など)学校行事へ

参加するための準備(例 合唱練習など)を、この学習時間を使えばすることができる。

 

学習を始めた4歳のころは読み聞かせしようにもとりつくしまのない子どもでした。

また、今でも普段の生活の中では、お手伝いだの何かの練習だのその場で突発的に教えて教わる子ではないのですが、この時間の習慣がついたおかげで、少しずつやらせられることが増えています。

 

 

 

 

 

 

家での学習の時間 ポイントT      

課題の作成・選択にあたって

 

1 課題のレベル

    親は「この位はできるはずだ」と期待値が大きくなってしまうものです。でも子どもは親の思いもせぬ基本的なところでつまづいている場合もあります。

本人のレベルがそこまでないのに 取り組ませようとしていることは多々あります。そんな課題はいくらやらせても身に付きません。

課題がレベルに合わず難しすぎると、それは子どもにとって嫌なものでしかありません。取り組めません。

また一方で、簡単すぎると「できた」という満足感や自信を味わわせてあげることができず、次への意欲へ繋がりません。飽きてやらなくなることもあります。

常に ちょうどいいレベルを探って、レベルにあった課題を準備するようにします。なかなか一発でちょうどいいレベルにはならないですから、教材の失敗作があって当たり前。失敗作の方が多いくらいですよ。

 

2 パッと見た瞬間

間違えることの大嫌いな子どもたちなので、パッと見た瞬間に「難しい」「ウェー、たくさんある」と思ってしまうものには、なかなか取り組めません。

見た瞬間 「このくらいなら できそうだぞ」と思わせる課題であることがポイントです。

 

3 見ただけで何をすればいいかがわかる

「ああやって、こうやって」と言葉でやり方を説明受けなければならない課題は、言葉の理解の難しい子ども達には「取り組みにくい」ものになってしまいます。

  見ただけで、「何をすればいいかがわかる」ことも大事です。

 

4 80パーセント/20パーセント

取り組みがよく、達成感も感じられる課題にするには、自信があってよくできること80パーセントに、ちょっと難しいこと新しいことを  20パーセントだけ加えるのがコツです。

20パーセントのちょっと難しいことをやり遂げた時に満足感を感じられて、また挑戦したいという気持ちになるものです。

 

5 興味を利用して

興味を持っている物(数字・マーク・キャラクターなど)

上手く利用して教材を作ると、喜んで取り組んでくれます。

ただし、その興味のあることを大判振る舞いしすぎると、効果がなくなってきますし、変に調子に乗ったりこだわりがでたりもしますので適度に活用してください。

 

6 ヒント 選択形式 準備を加えて

難しくてなかなか取り組めないような課題は、ヒントをつける、答えを選択形式にする、できるところまで準備してあげて仕上げをすればいいような形にしておく などの方法もあります。

 

 

 

 

 

家での学習の時間 ポイントU       

学習時間の実施にあたって

 

1 終わりがわかる

   「どこまでやれば終わりになるのか」 これが始めから見てわかるようになっていないと取り組みを渋る場合もあります。

スケジュール、シール表などを使う 課題を全て並べ、どこまでやったら終わりか見てわかるようにするなどの工夫が必要です。

課題を次から次へと追加されるのは、きっとかなり嫌なことだと思います。これでパニックを起こすこともあります。

 

2 課題提示

    テンポよく課題を出してあげます。

    教材にブロックなど小さなパーツを使うとそれで遊んでしまうお子さんには、一つ一つ手渡しします。

    取り組むことが少し難しい様子だったら、その課題の中の問題数をその場で減らしてしまっていいです。

難しくてできない問題はいつまでもやらせたり、「なんでできない」と声がけするより 答えを教えてとっと切り上げた方がいいです。

こういう課題は次回は引っ込めて、子どものレベルに合うものを準備します。

 

3 課題の量

あまり多すぎると続きませんが、ある程度の量でも、始めにどれだけやったら終わりかを納得しているなら続けられると思います。

    調子がいいからと、途中での追加はNGです。

 

4 子どもの様子の観察

    得意なところ、つまずいているところ、独特の理解方法などしっかり観察して、次の課題作成に生かします。

 

5 コミュニケーション支援

できなくて困っているのに伝えられないお子さんには「できません。教えてください」と書いたカードを課題と一緒においておき、わからない時にはそれを渡す、それを見て自分で言うようにさせます。(カードがあれば言えたりします)

 

6 ご褒美

「ゲームばっかりして困った・・・」などという大好きなことがあれば、「勉強したら、ゲームができる」と、学習時間のご褒美に使えます。

    大好きなことや こだわりは、ご褒美にしてしまえばいいのです。

 

7 学習時間を設定するには

家庭で学習時間を設けることは始めは少し難しいかもしれませんが、学校、幼稚園から帰宅したらすぐ、おやつの前、お風呂の後というように決めて 1日の行動の中でパターン化したり、1日のスケジュール表の中に組み込んでおくなどで 少しずつ。まずは、親の習慣付けからです。

 

 

 

 

 

 

 

家での学習の時間 ポイントV       

学習取り組み問題解決チャート

 

 

 

                                                          

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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